陽中の陰
陰中の陽 という言葉があります。
一見とっても良いことに見えても、その実は大変になる要素を含んでいたり、どんなに辛く感じても後の大きな宝になっていることもあります。
面白い話があります。
だいぶ昔、ある経営者、親しみを込めて@さんとしましょう、から金運を上げて欲しいと依頼がありました。
私「何のための金運を上げたいのですか?」
@『会社の資金繰だよ』
私「分かりました」
一発で会社の資金繰りが目の前に現れる風水があるなら私も知りたいと思うところですが、まず ご本人の来月の資金繰りの不安を和らげれば、もともと命数(生まれ持った運勢)は良いので、気分さえ上げられれば好転するのは難しくないな思いました。
本人も頭では方策があっても不安感から動けない精神状態でしたので不安と心配の陰殺気に覿面にきく「安忍水」「黒水晶」を提案したところ、こっちがびっくりするくらいな返事をもらいました。
@『これがあれば大丈夫な気がしてきた』
私「‥(一つ間違えば俺、霊感商法だよ💦)これらは安いものではありません。従業員さんのお給料2人分確保した方が良いんじゃないですか?」
と意志を確認したら、
@「いや、俺はこれがあれば大丈夫だと感じる、これに賭けたい!」
私「これらは魔法の道具ではないので手に入れたら宝くじが当たるなんて事はありませんよ」
@『分かってる!』
‥私はこれだけ意志が固ければ大丈夫、必ず良い道が開ける!と、お譲りすることにしました。
(これがないと不幸に〜なるよぉ〜!なんて言うとこっちが不幸になりますからね、運気の本質を伝えるのは、なかなかやりがいがあります。)
その上で
実際には万が一倒産してしまっても命までは取られないこと(本人に再生の気が在れば)
日本公庫に相談に行くこと(審査緩め)
例え借り入れが増えても気力さえ落とさなければ何とか出来ること(雨は必ず止む、明けない夜はないって、尊敬するYOSHIKIも言ってた)
社員の本性を見極められるタイミングであること(給料出ないと言われると、人間は竜王ばりに本性を表します。心力の強い人は必ず力になってくれるもの。今後会社再生のための人事が見えて来る)
などを伝え、なるべく楽しい事を考えるようにしてくださいとその日は帰りました。
何でも明日は組合のゴルフ大会らしく、ちょうど良い気晴らしになると気分上上になっておられたので安心しました。
そして翌日、ああ@さんゴルフ楽しんでるんだろうなぁ🎵なんて思っていた矢先
@さんから電話がかかって来ました。
『大河さん、大変なことになっちゃったよ!!ゴルフでホールインワン出しちゃった』
私「すごいですね!やりましたね!良かったです!」
@『全然良くないよ!!パーティーしなきゃいけなくなっちゃって、、ただでさえ お金ないのにどうするだよ!!』
私「(えっ?パーティーって何??どうするだよって、だいぶ動揺しちゃってますね)
大丈夫ですよ、もう好転の兆しがでてるじゃないですか」
@『パーティー代に景品代、どうすりゃいいんだよ!』
※ゴルフ大会などでホールインワンを出すと出した人がパーティーを開催する慣わしらしいです。
私「(どうすりゃ いいんだよって!→さっきは いいだよ だったので少し落ち着いて来ましたね)まず(もう少し)落ち着いて、ホールインワンを出せた事、喜びましょう」
実は私、この電話を受けた時、彼の栄光への 道 が見えていました。なんて言ったらインチキ占い師と同じですが、これは必ず好転すると確信を持ちました。
それは何故かと言うと、、、だいぶ長くなってしまいましたので、また次回にしましょう。
長々とご拝読ありがとうござました。
(書いていて、この出来事が懐かしくなっちゃいました。)